世のため、人のため〜野村監督の教え
こんばんは、フサイチです。
さて、今日はすべての野球指導者にとって、
偉大な監督として知られている野村克也監督の言葉を考えてみます。
「野村再生工場」と呼ばれるくらいに、
弱小と呼ばれていたチームを上位に導いてきました。
野村監督は、キャンプ期間中選手たちに、
野球学、人生観、組織論、幸福論などを選手達に説きました。
それは「野村の監督ミーティング」と呼ばれました。
その中で、野村監督は選手たちに、
「人はなぜこの世に生まれてきたのか」
「人は何のために生きるのか」
をテーマにする事が多かったそうです。
そこで、たびたび野村監督が口にした言葉が、
「世のため、人のため」
です。
ロシアの小説家トルストイは、
「人生とは、幸福への努力である」
と言いました。
私たちは、幸せを追い求めるために、生きています。
幸せになるために、必要なことは何でしょう。
それが、
「世のため、人のため」にできることを考え、行動することです。
日々そう考え生きていけば、必ず自分に返ってきます。
人は仕事をする時、ついつい目先の利益に目が行きがちです。
自分にとって、利益があるのか、損はしないのか。
自分の役に立つのか立たないのか。
何も意識せずに生きていると、そう考えがちです。
しかし、感性を持ち、人が何を求めているのか、
何に困っているのかを考え、
解決に向けて行動していくこと。
実は、その行動の中にこそ、本当の幸せが隠れていると言います。
「世のため人のため」
誰もが、一人では生きていけないことを自覚して、
支え合い生きていくこと。
野村監督の教えを、これからも紹介していきます。