最後の夏、甲子園より熱いドラマ〜甲子園に届かなかった強打者ランキング
こんばんは、フサイチです。
前回まで、甲子園で活躍した打者、投手をランキングしてきました。
しかし、僕が監督をしているチームを含め、
ほとんどの学校は甲子園に出るまでに負けます。
甲子園を目指し、努力し、夢破れる。
どんな高校にも、ドラマがあります。
今日は、甲子園に届かなかった選手のランキングをします。
2019〜2017年における最後の夏、
甲子園に届かなかったスラッガーをベスト5にしてみました。
5位 野村大樹(早稲田実業)
1年生4番として、1年夏から公式戦に出場します。
1年秋には3番清宮、4番野村の強力打線で東京大会を制し、
翌年のセンバツに出場します。
その2年センバツでは打率.556と大暴れしますが、
その後、甲子園に姿を現すことはありませんでした。
2018年ドラフトで、ソフトバンクに3位指名を受けました。
4位 村上宗隆(九州学院)
一年夏から熊本の強豪、九州学院の4番打者として甲子園に出場します。
しかし、ノーヒットで初戦敗退、結局それが最後の甲子園となりました。
二年、三年と県大会決勝まで進むも、
いずれも秀岳館に敗れ準優勝となりました。
高校通算52本塁打のスラッガーは「清宮以上かもしれない」と、
スカウトの中では注目の存在でした。
2017年ドラフトで、ヤクルトに1位指名で入団します。
2019年の新人王に輝き、今や世代トップの打者となりました。
ベスト3に行く前に、もう一人紹介します。
次点 山口航輝(名桜)
秋田県名桜高校の悲運のエースです。
2年夏、4番投手として決勝で同じく2年の吉田輝星と投げ合います。
その試合で勝利し、甲子園出場を果たしますが、
金足農業との試合で右肩を亜脱臼、甲子園でも登板なく、チームも敗れます。
3年夏は再び金足農業と決勝を戦いますが、吉田輝星との投げ合いの末敗れます。
ロッテにドラフト4位で進みました。
3位 安田尚憲(履正社)
1年秋から大阪の強豪履正社の主軸打者として活躍しました。
2年夏には4番打者として2本塁打、エース寺島とともに甲子園出場に貢献します。
甲子園でも4安打を放ちました。
2年秋は4本塁打22打点と打ちまくり神宮大会優勝、秋の日本一に輝きます。
センバツでも7安打を放ち、チームの準優勝に貢献します。
最後の夏は打率.632と高打率を残すも大阪桐蔭に敗れ、
甲子園出場はなりませんでした。
「東の清宮、西の安田」と称され、ドラフト1位で3球団競合、
ロッテに入団しました。
2位 石川昴弥(東邦)
1年春からベンチ入りした実力の持ち主です。
2年春にはセンバツに出場しています。
2年夏は6試合で打率.737という驚異的な打率を記録します。
打てばほぼ全てヒットです。
全ての試合に先発登板、3本塁打を放ちました。
春のセンバツ王者に輝いた東邦の中で、MVP級の活躍でした。
最後の夏は2回戦でまさかの敗戦、甲子園出場はなりませんでした。
2019年ドラフトでは3球団競合の末、中日に入団。
背番号2を託され、活躍が期待されます。
文句なしの、高校最多本塁打記録を持つ、歴代ナンバーワンスラッガーです。
1年春から全国の注目の的となった清宮、
実力が証明されたのは1年夏の甲子園です。
1年ながら3番で出場し、2本塁打を放つ活躍をみせました。
その年の高校日本代表にも選ばれ、
全国の高校球児の目標として3年間を過ごしました。
3年春のセンバツに出場するも、最後の夏は決勝で東海大菅生に敗れました。
高校通算111本塁打は歴代最多、公式戦でも29本塁打、打率.405を残し、
高校生最多タイの7球団競合の末、日ハムに入団しました。