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29才の高校教師です。学校、教育、高校野球について日々の思いを書きます。

最後の夏、甲子園より熱いドラマ〜甲子園に届かなかった強打者ランキング

こんばんは、フサイチです。

前回まで、甲子園で活躍した打者、投手をランキングしてきました。

しかし、僕が監督をしているチームを含め、

ほとんどの学校は甲子園に出るまでに負けます。

甲子園を目指し、努力し、夢破れる。

どんな高校にも、ドラマがあります。

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スポニチより転載



今日は、甲子園に届かなかった選手のランキングをします。

2019〜2017年における最後の夏、

甲子園に届かなかったスラッガーをベスト5にしてみました。

 

5位 野村大樹(早稲田実業

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Baseball Gateより転載

早実の小柄なスラッガーです。

1年生4番として、1年夏から公式戦に出場します。

1年秋には3番清宮、4番野村の強力打線で東京大会を制し、

翌年のセンバツに出場します。

その2年センバツでは打率.556と大暴れしますが、

その後、甲子園に姿を現すことはありませんでした。

2018年ドラフトで、ソフトバンクに3位指名を受けました。

 

4位 村上宗隆(九州学院

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朝日新聞より転載

一年夏から熊本の強豪、九州学院の4番打者として甲子園に出場します。

しかし、ノーヒットで初戦敗退、結局それが最後の甲子園となりました。

二年、三年と県大会決勝まで進むも、

いずれも秀岳館に敗れ準優勝となりました。

高校通算52本塁打スラッガーは「清宮以上かもしれない」と、

スカウトの中では注目の存在でした。

2017年ドラフトで、ヤクルトに1位指名で入団します。

2019年の新人王に輝き、今や世代トップの打者となりました。

 

ベスト3に行く前に、もう一人紹介します。

 

次点 山口航輝(名桜)

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高校野球ドットコムより転載

秋田県名桜高校の悲運のエースです。

2年夏、4番投手として決勝で同じく2年の吉田輝星と投げ合います。

その試合で勝利し、甲子園出場を果たしますが、

金足農業との試合で右肩を亜脱臼、甲子園でも登板なく、チームも敗れます。

3年夏は再び金足農業と決勝を戦いますが、吉田輝星との投げ合いの末敗れます。

吉田輝星がライバルと認める高校通算25本塁打スラッガーは、

ロッテにドラフト4位で進みました。

 

3位 安田尚憲(履正社

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週刊ベースボールonlineより転載

1年秋から大阪の強豪履正社の主軸打者として活躍しました。

2年夏には4番打者として2本塁打、エース寺島とともに甲子園出場に貢献します。

甲子園でも4安打を放ちました。

2年秋は4本塁打22打点と打ちまくり神宮大会優勝、秋の日本一に輝きます。

センバツでも7安打を放ち、チームの準優勝に貢献します。

最後の夏は打率.632と高打率を残すも大阪桐蔭に敗れ、

甲子園出場はなりませんでした。

「東の清宮、西の安田」と称され、ドラフト1位で3球団競合、

ロッテに入団しました。

 

2位 石川昴弥(東邦)

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産経ニュースより転載

1年春からベンチ入りした実力の持ち主です。

2年春にはセンバツに出場しています。

2年夏は6試合で打率.737という驚異的な打率を記録します。

打てばほぼ全てヒットです。

主将としてのぞんだ3年春のセンバツでは、

全ての試合に先発登板、3本塁打を放ちました。

春のセンバツ王者に輝いた東邦の中で、MVP級の活躍でした。

最後の夏は2回戦でまさかの敗戦、甲子園出場はなりませんでした。

2019年ドラフトでは3球団競合の末、中日に入団。

背番号2を託され、活躍が期待されます。

 

1位 清宮幸太郎早稲田実業

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集英社より転載

 文句なしの、高校最多本塁打記録を持つ、歴代ナンバーワンスラッガーです。

1年春から全国の注目の的となった清宮、

実力が証明されたのは1年夏の甲子園です。

1年ながら3番で出場し、2本塁打を放つ活躍をみせました。

その年の高校日本代表にも選ばれ、

全国の高校球児の目標として3年間を過ごしました。

3年春のセンバツに出場するも、最後の夏は決勝で東海大菅生に敗れました。

高校通算111本塁打は歴代最多、公式戦でも29本塁打、打率.405を残し、

まさに高校野球史上No. 1スラッガーと言えます。

高校生最多タイの7球団競合の末、日ハムに入団しました。

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Baseball Kingより転載