甲子園は誰のためにあるのか!?〜2017夏の強打者ランキング
こんばんは、フサイチです。
コロナの影響を受け、高校野球界が揺れています。
センバツがなくなり、球児の最後の夏まで無くなるかもしれません。
高校野球は、球児がこれまでの人生の中で最も輝ける瞬間です。
そして、これからの人生において最も輝く宝物です。
なんとか今年も熱い夏が見たいです。
前回、2018年の第100回大会を振り返りました。
今日は2017年夏の甲子園、第99回大会を振り返りたいと思います。
2018年の大会が伝説的に盛り上がり、その影に隠れた感がありますが、
2017年の大会は高校野球99回の歴史の中で、
誰も成し得なかった大記録が生まれました。
強打者が大量に出た大会。ベスト6にしました、見て行きましょう。
6位 西川愛也(花咲徳栄)
この大会は投低打高、強打者が多い大会でした。
その第99回大会の優勝校、花咲徳栄の3番打者です。
地方予選で4本のホームランを放ったプロ注目の打者でした。
甲子園ではホームランは出なかったものの、9安打3盗塁と、
走攻守に非凡なセンスを見せました。
5位 田中幹也(東海大菅生)
甲子園のベスト4まで駆け上がった東海大菅生のトップバッターの「忍者」です。
小柄な2年生ながら、抜群の野球センスを見せました。
4試合に出場し、打率.500のハイアベレージを残します。
好守も光り、初の甲子園で躍動しました。
4位 小玉佳吾(東海大菅生)
同じく東海大菅生から、高打率を残した選手です。
3番打者、チームの主軸としてベスト4入りに貢献します。
打率.529、2本塁打、8打点と、驚異の成績を残します。
好投手が揃った2019、2018の甲子園に比べ、
好打者の多い2017の大会、打者は高次元の勝負となりました。
3位 濱田太貴(明豊)
ベスト8の明豊から、高校通算45本塁打の4番のバットが火を吹きました。
二年生ながら、3試合で打率.600、2本塁打、9打点の固め打ち、
地方大会から合わせると、夏5本塁打。
プロ注目打者としての実力を見せつけました。
ヤクルトにドラフト4位で指名された、実力の持ち主です。
2位 野村佑希(花咲徳栄)
2018年の大会でも爆発しランクインした野村佑希、
全国に名を轟かせたのはこの99回大会でした。
2年生ながら4番としてチームの全国制覇に貢献します。
打率.571、2本塁打、6打点。
3番の西川とともに、花咲徳栄重量打線の主軸として躍動しました。
2年連続で甲子園での大活躍、
まさに「甲子園の申し子」と呼べるのではないでしょうか。
1位 中村奨成(広陵)
「甲子園は清原のためにあるのか」
高校野球ファンなら誰もが知っている甲子園球児といえば、清原和博です。
甲子園一大会5本塁打の記録は、永久不滅の大記録だと思われていました。
99年目にして、その記録を打ち破ったのがこの中村奨成です。
初戦の中京大中京戦で2発、
さらに秀岳館戦、聖光学院戦でそれぞれ1発のホームランを放ちます。
そして準決勝の天理戦、初回にバックスクリーンに豪快な1発。
清原和博の記録に簡単に並びます。
さらに3打席目、
再びセンターに特大の本塁打を放ち、6本目のホームラン。
誰も打ち破れないと思っていた大記録を、更新しました。
さらに今大会17打点、43塁打、19安打、6二塁打、3試合連続本塁打と、
6つの新記録(うち3つはタイ記録)を打ち立てました。
ホームランで甲子園を魅了し、伝説の打者の仲間入りを果たしました。
「甲子園は中村のためにある!」
そんな大会でした。
この大会は、歴代最多の68本のホームランが飛び交いました。
ホームランは野球の一番の魅力です。
99回目の大会は、歴代で最も魅力的な大会となりました。
正直印象が薄れてますが、面白い大会でした!笑
ベース踏み外し→サヨナラでした。