学校再開〜しかし、元どおりとは程遠い
こんばんは、フサイチです。
今日は、「学校再開〜しかし、元どおりとは程遠い」というテーマで書きます。
コロナウイルスの影響を受け、一斉休校が続いていました。
9月入学を推し進める報道もありましたが、
本日の教育学会の記者会見で、利点が少ないことが明確に示されたので、
これで9月入学の導入は見送られることでしょう。
現場では、ただでさえ休校期間中の学習の遅れを取り戻すことで精一杯で、
9月入学による年間スケジュールなどの再検討となると、
大きな混乱と教育活動への影響が出ていたと思います。
その意味では、良かったかなと思います。
本校では、6月1日から学校が再開される見通しです。
ここで新高1担任の私は、初めて自分のクラスの生徒に会います。
今までは、電話でしか話したことがありませんでした。
最初の2日間のオリエンテーションの後、授業が開始されます。
クラスを半分に分け、20人ずつ1日おきに登校し、
半日の授業になることと思われます。
そして、「授業は授業でしかできないことをやって、
家でできることは、家でやらせること」
と言われています。
例年と違うのは、
1、オリエンテーションが短い
2、クラス全員が揃うのが、最初の2日間のみ
3、家庭学習の時間が増えるということ。
です。
まず、オリエンテーションが短いこと。
これが一番深刻だとみています。
例年より、3時間ほどホームルームにかける時間が減ります。
クラスの様々な決め事を決めることができません。
また、しつけができません。
授業の受け方、提出物の出し方、問題行動をするとどうなるのか、
本来このオリエンテーションで繰り返し指導する内容です。
さらに、クラス全員が揃いません。
20人ずつしか来ないため、友人関係などにも支障を来しそうです。
さらに、家庭学習が増えることにより、
学習に関して、家庭の負担が増えます。
さらに家庭環境により、学力格差などにつながる可能性すらありそう。
例年と違うことにより、このような問題点を挙げることができます。
それでも、ICTの導入に関しては消極的な様子です。
具体的な方策は示されず、
「使うといいんじゃない?」程度の指示です。
そこで、クラス内でslackとzoomの導入を検討しています。
個人情報の保護など、課題はありそうです。
しかし、とりあえず試してみてダメだったらやめようかと思います。
例年通りにいかないんだから、どうせなら色々挑戦してみようかと思います。