Babysteps

29才の高校教師です。学校、教育、高校野球について日々の思いを書きます。

学級経営の原則②〜“一糸乱れぬ号令”大作戦

こんにちは、フサイチです。

転勤後の三日間で、だいぶ削られたみたいで、10時ごろまで寝てました。笑

いろんな方と話してもらえて、

自分より若い方が同じ学年の担任にたくさんいて、

いつもと違う状況で知らずに疲れていたのでしょうか。

自分より若い人が頑張っていると、応援したいのと、

負けたくないってのと、教えてあげなきゃってのと、

いろんな気持ちになるんですね。笑

でもすごくハッピーに過ごせています。早く飲み会がしたい笑

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Pinterestより転載


さて、今日は「学級経営の原則②〜”一糸乱れぬ号令“大作戦」

というテーマで書きたいと思います。

 

結論から先にお話しすると、

「うちのクラスは、号令を徹底的に指導するぜ」ということです。

オリエンテーション期間(GW明け)の一番最初の日に指導します。

理由を説明し、なぜやるのかを納得させ、

やり直しをさせ、繰り返しやって覚えさせます。

授業が始まった後は、私の授業じゃなくても号令だけ見にいきます。

(授業担当の先生に先に許可をいただいた上で)

 

・「起立、気をつけ、礼、お願いします」を、全員で、大きな声で 

・「お願いします」と言ってから礼(語先後礼)

・礼は45度でタイミングを統一

 

この3つを、徹底的に、繰り返し繰り返し指導していきます。

 

なぜ号令をこだわろうと思ったか。

こんなことをやると、こんなことを言われそうです。

「軍隊じゃあるまいし」

体罰だ」

「気持ち悪い」

「意味がない」

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自衛隊プレミアムクラブより転載


もちろん軍隊式に教え、服従させることが目的ではありません。

私がこの「一糸乱れぬ号令大作戦」を遂行しようと思ったのは、

次の三つの観点から、生徒の成長を促そうと思ったからです。

 

1、評価が人を変える

高校でここまで号令を徹底的にやるクラスは、他にありません。

他のクラスと違う号令をするだけで、教科担当の先生からは、

授業開始時に「今日もいい号令だね」と、

必ず言われます。

私たち先生は、何か褒めることを探したがるものですから。

いろんな先生に褒められること、評価されることで、

彼らは、「こんな簡単なことでも褒められるんだ」と考え、

(最初は本当に「ダルい」、「意味ない」とブーブー言いますが、、笑)

周りと違うことを、少しずつ、今度は自分からやろうとします。

「挑戦」という信念をクラスに根付かせるための、

ひとつ目の“種まき”です。

 

2、人を気持ちよく、させる

挨拶が人を気持ちよくさせるこうかがあることは皆知っています。

それは小中の先生が根気強く指導してくれているからです。

知ってはいるんですが、強制されてはいません。

「知っているけど、やり方を知らない」

という状況なんです。

だから、強制させて、教える。

「一糸乱れぬ号令」って、先生はけっこう喜びます。笑

「挨拶すれば、喜ばれるんだ」

って思わせる。

「なるほど、確かに挨拶大事だわ」

って気づかせるのが、狙いです。

 

3、スモールステップの原則

私はクラスを一つの物語と捉えています。

号令は、やれば必ずできます。

やる気になれば、必ずできる。

チェックすれば、継続できる。

こんな分かりやすく「やればできるんだ」って思えるもの、

なかなかないなって思います。

「やればできる」をひとつずつ増やしていって、

「じゃああれもこれもやってみよう」という、

「挑戦」できる人間になる。

そんな物語の第一章として、私の、彼らの、最初の勝負です。

 

「やればできんじゃん」って、繰り返した上で言ってやります!

頑張るぞ!

※長時間はやらせません、体罰になるので!

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