Babysteps

29才の高校教師です。学校、教育、高校野球について日々の思いを書きます。

教師に必要な能力ランキング

こんばんは、フサイチです。

なんかここのところまた、肌寒いですね。

寒の戻りでしょうか。

 

さて、今日は「教師に必要な能力ランキング」というタイトルで

話をしたいと思います。

私は塾講師で5年間、高校教師として4年間、教育者として過ごしてきました。

塾では小学1年生から中学3年生を、

学校では高校1〜3年生を教えてきました。

 

その中で、

「教師としてどのような力があれば子どもを成長させられるだろう」

と常に考えてきました。

そこで、私が思う教師に必要な能力ベスト3を考えていこうと思います。

あくまで、「生徒の成長のために」という視点でです。

まずは3位と2位です。

 

第3位 職場の人間関係

 

第2位 謙虚さ

 

はい。3位に職場の人間関係を入れました。

生徒はとにかく教師をよく観察しているなと思います。

「この先生ってどういう人なんだろう」

ということを、いろんな角度から探ろうとしてくる。

その時に生徒が手に入れやすい情報が、職員室の人間関係なんです。

 

フサイチ先生は職員室でよくA先生と話している」

フサイチ先生はB先生と付き合っている」

フサイチ先生は友達いなそう」

 

すべて、職員室や授業に向かう廊下での雑談を見て、

生徒が言っているんです。

もちろん生徒の情報などの共有のしやすさという利点もあるんですが、

そんなことは教師同士の関係が悪くても滞りません、仕事ですから。

それよりも教師間の人間関係って、

生徒が教師を信頼できる人間かどうかを見極める数少ない手段なんですよね。

生徒の信頼を得るために必要不可欠です。

文化祭や体育祭でも、微妙に勝ちやすい気がするし。(笑)

 

2位は謙虚さです。

 

教師って教室では当然一番権力があって、統率をとる時に

「生徒になめられちゃいけない」

と思うんです。僕もそうでした。

権力がある人間がなめられたら、統率は取れないですから。

なめられないように、怒ったり、見栄を張ったり、頭良さそうにしたり、

あの手この手を使います。

とても臆病な、弱い大人なんです。不安だから、大きく見せようとする。

 

でも、本当は小さな自分を大きく見せようとするんじゃなくて、

自分自身、人間として成長しなきゃいけないんですよね。

だって、絶対に生徒は大きく見せようとしていることに気付いているから。

生徒の観察力って本当に凄くて、

虚勢なんて、すぐ見破られるんです。

人間的成長という、ゴールのない道を歩き続ける力が必要だなって思います。

 

そして1位です。これは当たり前になっちゃいますが、

納得していただけると思います。

 

1位 授業力

 

これはそうですよね。授業は生徒と一番長く接している時間です。

授業が下手な先生の言葉を、部活の時だけ信頼できるか。

授業が下手な先生に、自分の進路を相談できるか。

考えてもらえればわかるかと思います。

 

大事なことは、

「授業が下手だとすべての教育活動がうまくいかない」

ということです。

授業力向上を諦めた教師は、子どもの教育を諦めたと同義だと思います。

しかし、良い授業というのも正解がない問いです。

生徒のどのような力を育てたいのかによって、

授業の展開や手法が変わるからです。

そして、子どもたちが身につけるべき力が「VUCA」時代において、

急激に変化しているからです。

(「VUCA」については、4日前の記事に詳しく書いてありますので、

是非読んでみてください!)

 

この記事を書きながら、教師が一番学び続けなきゃいけないなと強く思いました。

がんばります!

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