Babysteps

29才の高校教師です。学校、教育、高校野球について日々の思いを書きます。

なぜ高校野球をやるべきなのか

こんばんは、フサイチです。

 

今日は寒いですね。

東京では、桜の開花と初雪が同時だったみたいですね。

気候の変化が、加速していますね。

 

昨日は、「勝利至上主義」の話をしました。

勝利を目指すことが、高校野球の一番の魅力であると。

 

違う角度から、もう少し高校野球の話をさせてください。

明徳義塾の馬淵監督は、

「監督の勝利は、甲子園に出ることでも、優勝することでもない。

選手が社会に出て壁にぶつかったときに、

あの頃(高校時代)に辛いことに耐えたんだから、

これくらいのこと乗り越えられると選手が思った瞬間だ」

とおっしゃっていました。

 

その通りだと思います。

では、辛い練習をやるのは何のためか。

やっぱり勝つためだと思います。

甲子園に出るため、優勝するためだと思います。

その目標を本気で達成しようとした上でのプロセスが、

社会に出たときに大いに役に立つのではないでしょうか。

その先の人生に生かされるというのは、

必死に、真剣に、懸命に目標に向かうからなのではないでしょうか。

 

私は、「勝利至上主義」の指導者です。

その理由は、とことん「勝つこと」を考え突き詰めることで得られたものが、

一生の宝になると知っているからです。

だから、私は「勝つこと」にこだわるし、

高校野球はそうであって欲しいと思うのです。

 

そして、高校野球のもう一つの魅力がここにあると思っています。

それは、「本気の人間はかっこいい」ということです。

 

去年の夏の甲子園での

星稜対智弁和歌山タイブレーク

明石商業対八戸学院光星の激闘、

録画で100回以上見ました。(笑)

もちろんどんな野球をやっているのかを学ぶためでもあるんですが、

とにかくかっこいいんです。選手たちが、応援している人たちが。

どちらも必死で勝ちたいと思う姿勢を見ると、見るたびにうるっとします。

 

松坂大輔田中将大中田翔松井裕樹清宮幸太郎、吉田輝星、

こういう選手が勝つために必死でプレーしている姿を見て、

高校野球ってかっこいい」「俺もこうなりたい」

って思うんです。憧れるんです。

本気の人間はかっこいいんです。

かっこいい人間になるために、高校野球をやるんです。

 

高校野球はかっこいい。

だから、

「男ならかっこいいと周りから思われる人間になりなさい」

「周りから応援される人間になろう」

と、子どもたちによく言っています。

「あの人はなんでかっこいいんだろう」

「どうしたらああやってかっこよくなれるんだろう」

と考えてくれたら儲けものですね。

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