Babysteps

29才の高校教師です。学校、教育、高校野球について日々の思いを書きます。

「VUCA」時代に求められる子どもの力とは

こんばんは、フサイチです。

 

今日は、現代における子供たちの生き方についてです。

すでに多方面で指摘されているように、現代は「VUCA」の時代です。

 

 「VUCA」とは、Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字をつなぎ合わせた造語で、

現在の社会環境の予測困難な状況を表しています。

 

私たちは今、そんな「VUCA」時代を生きています。

そんな大人たちが悪戦苦闘する時代において、

子どもたちが社会を生き抜くためには、どんな能力が必要でしょうか。

 

変動する社会においては、

「昨日は正解でも今日はそれでは不正解」ということが、往々にして起こります。

逆に言えば、正解が決まっている問題は、問題としての価値がないです。

なぜなら、インターネットで探せば、簡単に答えが見つかるから。

私たちが正解を教えるまでもないのです。

 

では、今の社会において価値のある問題とはなんでしょう。

これがまた難しい。

ほとんどの問題は、どこかの誰かが解いてしまっているから。

私たちは、そもそも何を解くべきなのかわからないんです。

 

だからこそ、今必要なのは「紡ぐ力」です。

紡ぐとは、「綿や繭から繊維を取り出して糸にすること」ですね。

私たちも、複雑曖昧な世の中から解くべき問題を見つけ、取り出さなければなりません。

問題を解く「問題解決能力」よりも、

問題を見つける「問題発見能力」が必要です。

この内容については、山口周氏の『ニュータイプの時代』が詳しいです。

 

「VUCA」時代に必要な「紡ぐ力」については、今後も話していければと思います。

時代のシフトに合わせて、教えることも変わっていくことを

常に考えなければと思います。