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29才の高校教師です。学校、教育、高校野球について日々の思いを書きます。

甲子園100年、伝説の記録を振り返る〜投手編

こんばんは、フサイチです。

今日は「甲子園100年、歴代記録〜投手編」というテーマで書きます。

特に印象的な記録について、整理していきます。

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1、通算最多勝 桑田真澄PL学園) 20勝

甲子園で最も勝った投手は、PL学園桑田真澄投手です。

出場回数5回、通算20勝をあげました。

174cmと小柄な体格ながら、精密機械と称される制球力。

さらに縦に大きく割れるカーブを操り、

清原とともに「KKコンビ」と言われ、

優勝2度、準優勝2度と、伝説の投手となりました。

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マイナビニュースより転載


2、最速 佐藤由規仙台育英)、安楽智大済美) 155km

大谷や佐々木など、地方大会で160kmを出した選手はいます。

しかし、甲子園での最速は、実は155kmです。

155kmを出した投手は二人、一人が2007年の佐藤由規です。

そしてもう一人が2013年の安楽智大です。

特に安楽は2年生、この夏の大会で772球を投げ、物議を醸しました。

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文集オンラインより転載

 

3、一大会最多投球数 斎藤佑樹早実) 948球

2006年、田中将大擁する駒大苫小牧との決勝再試合を通して、

全ての試合で投げた斎藤佑樹、948球を投げ抜きました。

ハンカチ王子」は全国的にフィーバーとなりました。

ちなみに金足農業、吉田輝星は歴代2位の878球、

興南高校の島袋投手は歴代5位の783球となっています。

今のところ、歴代上位の投球数の選手の中で、

プロで活躍したのは、7位の松坂大輔(767球)だけです。

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4、通算奪三振 桑田真澄PL学園) 150奪三振

こちらも桑田真澄が甲子園通算150奪三振を奪っており、

甲子園史上、最も三振を奪った投手となっております。

一試合での最多は二年センバツ、岩倉戦での14奪三振です。

他の試合はほぼ一桁奪三振と、一試合の奪三振はそれほど多くありません。

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日本テレビより転載


5、一大会最多奪三振 板東英二徳島商) 83奪三振

一大会での最多は、83奪三振板東英二です。

延長18回の参考記録ながら、

一試合25奪三振も一試合での最多奪三振となっており、

まさにドクターKですね。

ちなみに2位は78奪三振斎藤佑樹

3位は68奪三振松井裕樹桐光学園)です。

松井裕樹は2年生ながら、1試合での最多、22奪三振の記録も持っています。

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伝説の投手が多かったですね。

一方で、怪物と呼ばれる投手の名前がなかったりもしました。

記録に残る投手と、記憶に残る投手がいますよね。