Babysteps

29才の高校教師です。学校、教育、高校野球について日々の思いを書きます。

応援がすごい高校ランキング〜試合も、心も動かす魔曲

こんばんは、フサイチです。

今日は、高校野球の応援に注目してみました。

 

高校野球の魅力の一つに、学校ごとに特色のある応援があります。

吹奏楽部やチアリーダー部がスタンドから応援し、

全校生徒が自分の高校に、大声で声援を送ります。

ときにその応援は、試合を動かします。

応援席の思いが、選手の力となり、劇的な逆転劇を生んだりします。

特定の曲を「魔曲」と呼ぶこともあります。

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毎日新聞より転載


今日は、「応援がすごい高校ランキング」を見ていきます。

名勝負の裏に名応援ありです。

 

5位 興南高校(2010年)


興南応援 ヒヤミカチ節~ハイサイおじさん

琉球トルネード、エース島袋を擁し、春夏連覇を果たした興南高校

特に夏は沖縄県勢初となる優勝、県民の悲願を果たした優勝でした。

当然応援も物凄い迫力でした。

アルプスはオレンジで染まりました。

沖縄県勢の代表曲である「ハイサイおじさん」を指笛で奏でます。

その地鳴りのような応援は、相手チームを飲み込んでいきました。

 

4位 東邦高校(2016年)


東邦「戦闘開始 ~ SHOWTIME」160322

2019年センバツ王者の東邦、ブラバンも超有名です。

特に話題になったのは2016年。

バンビ再来と呼ばれた藤嶋が3年時ですね。

八戸学院光星を相手に7点差を大逆転した試合です。

アルプス全員が大きな声で「We are!」と叫ぶ、

「戦闘開始」から起こした東邦の奇跡。

統率の取れた応援の数々、

まさにアルプスと一体となって掴んだ勝利でした。

 

3位 金足農業(2018年)


金足農業 感動をありがとう!(近江戦)HD画像!

「金農旋風」を巻き起こし、準優勝を果たした金足農業

紫の応援席も選手と共に戦い、追い風をもたらしました。

チャンステーマの「Gフレア」、

劇的ツーランスクイズを決めた「タイガーラグ」、

魔曲の役割を果たしました。

荒々しく、勢いのある応援が選手と一体感を作っていましたね。

この曲を聞くと、伝説の試合の数々を見たくなります。

 

2位 大阪桐蔭(2018年)


大阪桐蔭のいつまでも聞いていられる最高の応援を選手のプレイと一緒に!

日本一の吹奏楽部を持つ大阪桐蔭高校

応援も日本一と言われることも多いです。

試合を始める「TOINマーチ」、「サーカスビー」

「紅蓮の弓矢」、「パワプロ」、「U.S.A」、

「アゲアゲホイホイ」、「グレイテストショーマン」

などなど、数え上げればキリがありません。

独自の応援歌を奏でるブラバン

全てが名曲で彼らの奏でる応援が、全国のブラバンのスタンダードになります。

 

1位 習志野(2019年)


見て損無し!同点までの方程式 習志野吹奏楽部の凄い熱量 感動します 2019甲子園夏 沖縄尚学戦

堂々一位は2019年選抜の話題をかっさらった、「美爆音」習志野高校です。

吹奏楽部としては歴史と伝統ある習志野高校。

優雅なコンクールでのサウンドは、野球応援になると一変します。

体が飛ばされそうなほどの音圧、声援。

「椅子が揺れ、球状が震えるほどの応援」

と相手アルプスから言われるほどの爆音です。

それでいて、統率のとれた美しい音色。

まさに「美爆音」です。

代表曲の「レッツゴー習志野」は必聴です。

 

伝説 ジョックロック(智弁和歌山


智弁和歌山 ミラクルショット 迫力凄いジョックロック 星稜戦 2019甲子園 智弁和歌山応援

さて、実はこのランキングを作ると上位を独占してしまうのが、この曲。

「ジョックロック」といえば、正真正銘の魔曲です。

「逆転の智弁」と呼ばれ、数数の歴史的逆転劇を演じてきた、

強力打線智弁和歌山

チャンステーマである「ジョックロック」は、その象徴といえる曲です。

2000年の全国制覇から始まり、2006年大逆転サヨナラの帝京戦、

最近では2018年東海大相模戦や、2019年の明徳義塾戦など、

数え上げればキリがありません。

高校野球を代表する魔曲です。

最近では動画の最初の方に出てくる「ミラクルショット」も、

魔曲感が出てきました。

 

いかがでしたでしょうか。

特に甲子園に行くような学校は、

野球部に対する一般生徒の目も厳しいものになります。

その中で、全校生徒が全力で応援し、涙する。

高校野球の魅力が、いっぱいに詰まっていますね。