大阪桐蔭、中村奨成を封じた魂のエース左腕〜2017夏の好投手ランキング
こんばんは、フサイチです。
今日は2017年夏の甲子園、好投手ランキングをやりますが、
この年は歴代最多の68本塁打が飛び出した年です。
データを比較しても、投手の防御率は0.5〜1点ほど高い印象です。
大会注目投手が、大会序盤で打ち込まれる場面もありました。
中村奨成が歴史を塗り替える6本塁打を放った大会、
彼を抑えることが全国制覇への道でした。
5位 川端健斗(秀岳館)
長身の最速149km左腕です。
2年夏から甲子園を経験し、3年夏まで3期連続甲子園に出場しました。
最後の夏は二回戦で中村奨成擁する広陵と当たりました。
中村に2安打を打たれ、6回2/3を投げ3失点。
6−1と敗れます。しかし、2試合に登板し防御率1.42の好成績を残し、
集大成の夏となりました。
それでも優勝候補の秀岳館、
田浦とのダブルエースを打ち砕いた中村の凄さが際立ちます。
4位 綱脇彗(花咲徳栄)
全国制覇、花咲徳栄の背番号10のスターターです。
もう一人の注目投手、清水へとつなぐ継投が花咲徳栄の勝ちパターン。
全6試合を継投で勝ちきりました。
綱脇は防御率2.23ときっちりと試合を作る仕事人です。
広陵戦でも4回を投げ、3失点とリードを守ります。
立ち上がりを任せることのできる、信頼のある投手でした。
3位 松本健吾(東海大菅生)
高速スライダーを操る、本格派右腕です。
地方大会では、日大三の櫻井周斗、早稲田実業の清宮幸太郎を撃破し、
甲子園に乗り込んできました。
準々決勝では公立高唯一のベスト8、三本松を1失点に抑える好投、
準決勝で花咲徳栄に敗れるものの、
東海大菅生初のベスト4の立役者となりました。
2位 長谷川拓帆(仙台育英)
ベスト8仙台育英のエース、気持ちの強い技巧派左腕です。
センバツでは本来の力を発揮できなかったものの、
最後の夏の甲子園で躍動します。
優勝候補相手に9回1失点、あのベース踏み外しからの
劇的なサヨナラ勝ちへと繋がる快投を見せました。
準々決勝広陵戦ではリリーフ登板し、中村を3打数0安打に抑えます。
10−4とベスト8で敗退するものの、防御率1.48と好成績を残しました。
気持ちで投げる、魂のエースです。
1位 清水達也(花咲徳栄)
全国制覇花咲徳栄の、エースリリーバーです。
全6試合でリリーフ登板し、自責点3点、防御率1.37と好成績をおさめます。
決勝では5回を投げ1失点、胴上げ投手となりました。
150kmのストレートとフォークで、相手打者を翻弄しました。
2017年、ドラフト4位で中日に指名を受け、
プロでの活躍が待たれます。
この夏は吉田輝星、奥川など先発完投型の投手が少なく、
継投で勝ち進むチームが多い印象でした。
その分、継投の難しさが顕著に出て、
逆転勝ちの多い大会になりました。
そして東邦の最終回7点差大逆転などのドラマが起こりました。
継投が多い分、投手ランキングが寂しいですね。
球数制限で、投手ランキングがもっと寂しくならないといいですね。