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29才の高校教師です。学校、教育、高校野球について日々の思いを書きます。

「金農旋風」とエースたち〜2018夏の好投手ランキング

こんばんは、フサイチです。

高校野球の監督、国語教師です。

今はコロナの影響で、活動ストップですが。笑

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今日は「2018夏の甲子園・好投手ランキング」を書きます。

第100回大会であり、高校野球の歴史的な年になりました。

記念大会にふさわしい数数の名勝負を生み出した2018年の甲子園、

好投手が多数輩出されたので、ランキングしてみました。

この年の甲子園で、活躍した投手を僕基準でランキングしました。

 

6位 井上広輝(日大三

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日刊スポーツより転載

ベスト4の日大三から、2年生右腕が6位にランクイン。

最速150kmのストレートを持つ本格派右腕ですが、

その魅力は糸を引くような伸びのあるボールと、

試合の流れを変える圧巻のピッチングです。

わずか2試合の登板にとどまりましたが、

特に金足農業戦、強烈なインパクトを残した2年夏の投球でした。

 

5位 根尾昂(大阪桐蔭

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Baseball Gateより転載


3刀流のオールラウンダーが、有終の美を飾りました。

投手としては沖学園戦に先発し8回4失点、

浦和学院戦では5回2失点で勝利投手となっています。

150km超のストレートが魅力の投手ですが、

投手としての最後の甲子園は若干精彩を欠きました。

 

4位 林優樹

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Cycle Styleより転載


二桁背番号ながら実質エースの働きを見せた、技巧派2年生左腕です。

金足農業戦の逆転サヨナラツーランスクイズが印象に強いですが、

実はこの投手、この夏の投球はすごかったんです。

全4試合21回2/3を投げ、防御率1.44。

金足農業の3失点するまで、この甲子園で1点しか取られていませんでした。

切れ味のあるスライダーが武器とコントロールが武器の、好投手でした。

 

3位 渡邉勇太郎(浦和学院

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週刊ベースボールonlineより転載


プロ注目、背番号11のエースが甲子園で躍動しました。

右肘の故障明けで不安の残る中、仙台育英戦を6回無失点7奪三振

二松学舎戦を9回無失点10奪三振と躍動しました。

190cmの身長から投げ下ろす最速149kmのストレート、

ピンチにも動じないマウンド度胸、大阪桐蔭戦では5失点でしたが、

力の片鱗を見せつけ、西武にドラフト2位で指名されました。

 

2位 柿木蓮大阪桐蔭) 

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集英社より転載


前年のリベンジを果たした、甲子園優勝投手です。

2017夏は仙台育英戦で逆転サヨナラ打を浴び、悔しい思いをしました。

春夏連覇をかけた今大会、エースとして圧巻の投球を見せます。

実に36イニングを投げ、39奪三振、失点4。

150kmの速球を外角低めにビシビシ投げ込み、

これぞ「打てそうもない投手」という投球でした。

優勝校にふさわしいエースでした。

 

1位 吉田輝星(金足農業

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柿木と少し迷いましたが、これは文句なしかなと思います。

「金農旋風」の大会に生まれた、歴史的大エースです。

大会前から注目投手として名前はあがっていました。

しかし、その期待をはるかに上回る投球を見せます。

鹿児島実業大垣日大、横浜、近江、日大三という並いる強豪を相手に、

完封こそないものの、50回を投げ62奪三振を奪います。

決勝こそ力つき大量失点を許すものの、

ピンチで見せる闘志、力を振り絞る最終回の投球は、

見ているファンや甲子園の魔物まで味方につけました。

勝負所で見せる笑顔が、マンガの主人公を彷彿させます。

 

さて2018夏の好投手ランキング、いかがでしたでしょうか。

吉田輝星の大会と言っても言い過ぎではありませんが、

それでも勝ち切る大阪桐蔭の本当の強さが目立った大会でした。

 

見落としている好投手がいたら教えてください。笑